先行技術調査
先行技術調査のあらまし
先行技術調査とは、主として特許公報や出願公開公報といった膨大な数の技術文献の中から特定の技術文献を抽出する業務のことです。
先行技術調査は、例えば、次のような目的で利用されます。
1)特定の分野※における特許出願状況を把握するため。
2)取扱製品に関連する特許権の存否を調べるため。
3)発明の新規性等を確認し、特許出願をするか否かを判断する指標とするため。
4)他者が保有している特許を無効にするための公知技術を調べるため。
※「特定の分野」とは、企業名、技術分野、発明者、期間、公報種別(公開系又は登録系)等の諸条件によって画定されます。
先行技術調査の進め方
<ステップ1>調査内容の打合せ
調査内容について打合せを行います。お客様と当事務所担当者との打合せにより調査範囲を決定し、調査期限その他の必要事項について確認を行います。
<ステップ2>検索式の策定、公報の抽出
決定した調査内容に対応して、当事務所担当者が検索式(データベースの検索条件)※を策定し、先行技術文献(公報等)を抽出します。
※基本的には、検索式にIPCやFI記号(日本国内に限る)を使用しますが、必要に応じてFタームも使用することもあります。
<ステップ3>調査報告書及び抽出公報等のご提供
当事務所担当者が、調査検索式、先行技術文献の抽出件数等をご報告するための調査報告書を作成し、抽出先行技術文献の印刷物やデータ等とともにご提供します。
さらに、ステップ3において、抽出先行技術文献と依頼人物件(発明品や取扱製品等)との関係について簡易に鑑定することも可能です。この場合、先行技術調査手数料の他に、簡易鑑定手数料を申し受けます。